cats and dogs2007/04/02 08:30


今日のお題は、まるで英語の慣用句のようですが、どしゃ降りとは全く関係の無い話題です。エイプリル・フールの日曜日は、冷たい風がそよ吹く、青い空に白い雲の美しい一日となりました。

この季節、様々な花粉と同様にhummingbird を脅かす生命体が一斉に蠢きだします。その名も、××。あ、失礼しました。記述するのもためらわれるほどでして・・・・

アレルギーのみならず、その姿、その動きが大の苦手。この生命体、ご丁寧なことに、成長とともにメタモルフォーゼ。とどのつまりは、初夏の夕暮れ、群れを成して飛翔しながら燐粉散布。灯りを求めて酔っ払いのごとく接近してくる大迷惑野郎に。動物好きを自認するhummingbird の、唯一の弱点です(TT)

生息場になっているのは、割と背の高い特定の木。そこから、何本、何十本もの細い糸にぶら下がった大小様々な××たちが、風に揺られてユラユラ、ユラユラ、ユ~ラユ~ラ。何度も書くな~~(怒)!!

その光景を思い起こすと、気が遠くなりそう。どしゃ降りならぬ、どしゃぶら下がり。思いっきり、無理やりですが。それらの木の下は、恐ろしくてとてもとても生身で通ることができません。

我が家の住むアパート周辺にも、hummingbird が大好きなスタンフォード大学内の美術館周辺にも、その木が生えているため、この時期はお散歩コースを変更し、美術館訪問も途絶るほど。

サクラが咲き、雨期から乾期へと移り変わる春になって、もうそろそろかなぁ・・と怯えていたところ、今日、今年初めての遭遇と相成ってしまいました・・・うっ・・うっ・・・(涙)

そんなこんなのhummingbird です。ここ暫く、日本からのお客様を迎えて、観光にご相伴させていただく日々が続いています。

××遭遇のショックから気を取り直して、hummingbird が行く先々で出会った、可愛い子ちゃん達をご紹介いたしましょぉお♪♪

同じ生命体なのに、このテンションの差は、ナンなのでしょう・・・・

ハーフムーンベイで立ち寄った、観光乗馬屋さんの黒猫ちゃん。4本の足に、綺麗な白いソックスを履いた男の子。「撫でて~、触って~」の甘えん坊さん。撫でましょー、触りましょー、喜んで!!


↑追記:にゃこりん様へ
ホントだぁ~~!足のぶっとい鳥ですね~(笑)
最初は「はて?」と。次の瞬間「おぉ!」に。尻尾が頭というわけですね?!
今となっては、鳥、鳥。新種&珍種の鳥にしか見えません!


お次はナパヴァレーのOakville Groceryの離れで半眼瞑想中の猫ちゃん。そのお姿を、少し離れた場所から、そーーっと撮影させていただきました。




上の猫ちゃんから数メートル先のポーチで、飼い主さんと一緒にワイワイ賑やかにたむろしていたのがゴールデンドゥードルの皆様。


追記:以前、我が家のご近所で出会ったラブラドゥードルと、良く似ているけれども、どことなく、そこはかとな~く、違いを感じます。

飼い主さんの許可を得て、撫で回しの、抱き狂いの、触りまくり!!
大きくって、優しい笑顔で、ふわっふわっ。
人気者になるわけですな~。

同じくへアリーな××だって、大きくって、優しい笑顔で、ふわっふわっだったら・・・・ぎゃぁああああああっ!!!

from Palo Alto


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2007/04/08 14:58


遠方より来たりて2時間、滞在す。・・・2時間て・・・(TT)

暫く会っていなかった高校時代からの友人が、日本からLAに住む妹さんを訪問中に、ナパ・ワイナリー巡りの旅を計画していると知り、ナパからサンフランシスコに戻ってLA行きの飛行機に乗る前に

「ちょ~っと(だいぶ)寄り道しませんか~?!?」

と誘惑したところ、パロアルトまで訪ねてきてくれました。

限られた時間の中で、再会の喜びと、観光の気分と、エネルギー補給をいっぺんにこなすべく、パロアルトから車で15分ほどのWoodside の町へ。

数軒の店が並ぶ、小さなダウンタウンのレストランBuck'sは、一風変わったユニークな存在。その昔、シリコンヴァレーの立役者達が若かりし頃タムロしていたという店内は、冗談好きなオーナーの謎めいた趣味で飾られ、一日中、普段着で気軽に食事を楽しむご近所さんでにぎわっています。



デザートのオールド ファッション ストロベリー ショートケーキは、古き良き時代の、アメリカの素朴な味。

一見、普通の田舎町に感じられる緑豊かなこの町は、一区画の大きさがhummingbird の与り知らぬ数エーカーから。厩舎付きの住宅が多く、売り家、売り地の広告等は、馬を何頭飼えるかという基準で、土地の広さを表現しています。



Buck'sからほど近い、立派な門扉。こちらの家で飼っているのは



アルパカ。あ、あるぱかっ?!?

喧騒の都会を離れ「郊外に家を買って馬を飼う」という、昔からのアメリカン・ドリームを具現化したようなこの町、実はIT長者が多く住む全米でも有数の高級住宅地。

噂によると、ニューヨークに引っ越す前のトム・クルーズが、愛児を育てるのに最適の環境と、家を所有していたことがあるとか、ないとか。

先ほどの、アルパカ家を通り越してもう少し進むと、木の柵の奥に、竹の塀で囲まれた土地が見えてきます。アルパカ家のエントランスと比較すると、ちょっと見劣り感のあるこのお宅、なんと敷地が40エーカーもあるのだとか。



和風と言い切るには、はてな?な雰囲気のこのお宅は、オラクル社のラリー・エルソン氏のご自宅だそうで。

竹塀の上から見る限り、それほどの広さを窺い知ることはできませんが、風変わりなレストランBuck's で、カジュアルに食事を楽しむ気の良さそうな人達の、億万長者率の高さは推して知るべし、なのかもしれません。

Buck's 、アルパカ、オラクルと周ったWoodside 2時間の旅。日本でお土産話に披露したとしても、きっと誰にも感心してもらえないことでしょうが、遠来の友よ、笑って受け止めてちょうだいね。

from Palo Alto


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花の館フィローリ2007/04/10 13:28






今の季節、このエリアのお楽しみとして、どうしても外せない場所がFILOLI。今から30年ほど前の映画Heaven can wait(邦題「天国から来たチャンピオン」)に、大富豪のお屋敷として登場した他、いくつかの映画に使われた大邸宅。地元民以外には、殆ど知られていないのかもしれないんですけどね(笑)


藤の木の下で、ゆったりと寝そべる美しいお猫ちゃん

解説によると、Filoli の名は、この邸宅を建築した最初のオーナーのクレド(信条)
“Fight for a just cause;
Love your fellow man;
Live a good life.”

それぞれの最初の2文字をとって名付けられたとか。


初代オーナーのクレドを知ってか知らずか、お猫ちゃんはgood lifeをご満喫

昔は個人の持ち物だった広大な敷地(東京ドームの約57倍。ただし、hummingbird の計算が正しければ、の話)に建つお屋敷と庭園が、現在は史的建造物として管理され、その一部が一般公開されています。こちらのサイトでは、その大きさを擬似体験いただけます♪


この一角に来ると、誰もが歓声を上げるパステルカラーの花の絨毯

Filoli をマイホームと同様に愛する大勢のヴォランティア・スタッフによって、常に最高の手入れがなされ、一年中美しい花が咲き誇る庭園は、特に雨期の終わり、緑がまだ瑞々しい季節の、よく晴れた日を選んで訪れると、お屋敷の壁を飾るこぼれるような藤の花と、庭園を埋め尽くす色とりどりのチューリップを、心ゆくまで堪能できます。




お屋敷も庭園も、歴史を誇るヨーロッパとは比べ物にならない新大陸の作品ですが、輝く太陽とぬけるような青空のもと、日本の四季の花々がいっぺんに楽しめる気候は、このエリアならでは。実物は、画像の何倍もの美しさ、と、ご理解くださいませ。

藤とチューリップが終わると、バラの季節が待っています。

from Palo Alto


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