Mulling spices2006/12/22 20:14


子供の頃に読んだ童話の中に出てきたクリスマスのキャロリング。聖歌を歌いながら、家から家へと練り歩く異国の習慣と、見知らぬ街の風景を思い浮かべながら読んだものです。キャロリングで冷え切った身体に、香料入りの温かい飲み物を流し込む場面では、わざわざ読書を中断。ありあわせの熱い飲み物を用意してから、童話の世界に戻ってみたり。おめでたいですねぇ。

先日、ウィリアムソノマでMulling Spicesと、スノーマン型のティー・インフューザーを見つけて、急にそんな思い出が蘇り、代用品では味わえなかった、香料入りの温かい飲み物を作ってみたくなりました。ますます、おめでたいですねぇ。

Mulling spicesの中身は、シナモン片、オレンジピール、オールスパイス、クローヴ、そして、シナモンオイルとオレンジオイル。適量をスノーマンにぶら下がったお茶漉しに入れて、温めたワインや、アップルサイダー、紅茶やお湯に浸すと、どこからかクリスマスキャロルが聞こえてくるようです。とことん、おめでたいです。

from Palo Alto


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コメント

_ にゃこりん ― 2006/12/23 02:56

小さな頃はよほど集中して読みふけっていたと見えて、その頃のことや物語のことが、ふっとよみがえったりしますね。
この季節、どうやら私は『マッチ売りの少女』を何回も読んでいたらしく、裸足で歩く冷たい石畳や、たった一本のマッチで暖を取る、かじかんだ指先の感触までも体感したことがあるかのようです。

キャロリングで冷え切った身体に、香料入りの温かい飲み物を流し込む・・・
こういうすてきな言い回しに、ぞくっときながら夢中で本を読んだものです。
今宵はMulling spicesなる香料入りの温かい飲み物に思いを馳せることにします。

_ hummingbird ― 2006/12/23 17:34

にゃこりん様

『マッチ売りの少女』もありましたね。
にゃこりん様も、本の世界に入り込むタイプだったのですね。

hummingbird にとって『マッチ売りの少女』は、救いがあるのかないのかわからないお話として、印象に残っています。あのお話を体感なさったにゃこりん様には、どんな印象が残っているのでしょう?

あの頃読んだお話を、今、読み返してみたら・・・どんな風に受け止めるのか、興味が出てきました。

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