この地域では、早朝や夕方のだいたい決まった時間帯に、鹿が姿を現す場所がたくさんあります。住宅地や、フリーウェイ沿いの草むらに出没するぐらいですから、自然たっぷりな公園内では、たくさんの鹿を見ることができます。とはいえ、奈良公園の鹿とは違って、餌をあげることは禁じられているため、わらわらと近寄ってくることはありません。

パロアルトも含まれるサンタ・クララ・カウンティ（郡）内にあるRancho San Antonio County Park もそのひとつ。市民の憩いの場として多くの人々に利用されるこの公園内には、多くの野生動物が生息しており、中でも人間に対して比較的物怖じしない鹿は、人と良い距離を保ちながら、同じ空間を一緒に過ごしています。この鹿さんも、至近距離でカメラを向けられているのに、動じることなく食事を続けています。

気をつける必要があるのは、春先。小鹿を連れた家族にとっては、普段なら気にならない車だって「危険危険！」の外敵扱い。ドライブ中、知らないうちに小鹿連れの家族に近づきすぎてしまうと、車の方向転換を試みるのでしょうか、お父さん鹿が、お母さん鹿と小鹿を守るために急に車の前に飛び出して、角を向けて立ちはだかってしまうことがあります。

公園内をドライブする人たちは、みな、制限速度をきちんと守っているため、事故になることは稀だと聞いていますが、身を挺して家族を守るお父さん鹿の迫力は、普段のノンビリ草を食む鹿さんからは想像できないほどです。

今日は、どうも鹿づいているみたいで、先ほど友人がメールでこんなサイトを教えてくれました。鹿さん繋がりで、お楽しみください。

from Palo Alto


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