2007/04/08 14:58


遠方より来たりて2時間、滞在す。・・・2時間て・・・(TT)

暫く会っていなかった高校時代からの友人が、日本からLAに住む妹さんを訪問中に、ナパ・ワイナリー巡りの旅を計画していると知り、ナパからサンフランシスコに戻ってLA行きの飛行機に乗る前に

「ちょ~っと(だいぶ)寄り道しませんか~?!?」

と誘惑したところ、パロアルトまで訪ねてきてくれました。

限られた時間の中で、再会の喜びと、観光の気分と、エネルギー補給をいっぺんにこなすべく、パロアルトから車で15分ほどのWoodside の町へ。

数軒の店が並ぶ、小さなダウンタウンのレストランBuck'sは、一風変わったユニークな存在。その昔、シリコンヴァレーの立役者達が若かりし頃タムロしていたという店内は、冗談好きなオーナーの謎めいた趣味で飾られ、一日中、普段着で気軽に食事を楽しむご近所さんでにぎわっています。



デザートのオールド ファッション ストロベリー ショートケーキは、古き良き時代の、アメリカの素朴な味。

一見、普通の田舎町に感じられる緑豊かなこの町は、一区画の大きさがhummingbird の与り知らぬ数エーカーから。厩舎付きの住宅が多く、売り家、売り地の広告等は、馬を何頭飼えるかという基準で、土地の広さを表現しています。



Buck'sからほど近い、立派な門扉。こちらの家で飼っているのは



アルパカ。あ、あるぱかっ?!?

喧騒の都会を離れ「郊外に家を買って馬を飼う」という、昔からのアメリカン・ドリームを具現化したようなこの町、実はIT長者が多く住む全米でも有数の高級住宅地。

噂によると、ニューヨークに引っ越す前のトム・クルーズが、愛児を育てるのに最適の環境と、家を所有していたことがあるとか、ないとか。

先ほどの、アルパカ家を通り越してもう少し進むと、木の柵の奥に、竹の塀で囲まれた土地が見えてきます。アルパカ家のエントランスと比較すると、ちょっと見劣り感のあるこのお宅、なんと敷地が40エーカーもあるのだとか。



和風と言い切るには、はてな?な雰囲気のこのお宅は、オラクル社のラリー・エルソン氏のご自宅だそうで。

竹塀の上から見る限り、それほどの広さを窺い知ることはできませんが、風変わりなレストランBuck's で、カジュアルに食事を楽しむ気の良さそうな人達の、億万長者率の高さは推して知るべし、なのかもしれません。

Buck's 、アルパカ、オラクルと周ったWoodside 2時間の旅。日本でお土産話に披露したとしても、きっと誰にも感心してもらえないことでしょうが、遠来の友よ、笑って受け止めてちょうだいね。

from Palo Alto


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