オータムカラー2007/10/05 15:28



例年になく肌寒かった9月と同様、すっかり秋めいてきた10月初めのパロアルト。街はすでに秋色に彩られ、お店のディスプレイもすっかりハロウィン仕様。



子無し夫婦の我が家でさえ、昨年はパロアルトで暮らすようになって初めて、友人のお子ちゃまをダシに、仮装に挑戦してしまいました。悔恨の情が滲み出る表現とは裏腹に、いい大人が、正気の沙汰とは思えない衣装に身を包む楽しさに開眼してしまいましたのょ、おほほ。
注:皆さまの健康のため、画像掲載を控えます。



スーパーマーケットの入り口に高く積まれたかぼちゃを目にするたびに、血湧き肉踊り、今年もご先祖様に申し訳ないほどの不埒な仮装を目指し、日夜、構想を練っています。ただし、去年のミニスカ魔女(あ、言っちゃった!)の経験から、衣装選択の絶対条件は。夜の徘徊は想像以上に体が冷え、昨年は、スキー用のユニタード&毛糸のパンツ、更にはブーツの中にホッカイロ装着しての参加でした。とはいえ、ダースヴェーダーになるつもりはありません。余計なことですが。
注:意味不明なかたは、ひとつ前の記事をご参照ください。



そして、このガラスのカボチャたち。9月の終わりに、スタンフォードショッピングセンターで撮影した画像です。この展示を、もっとずっと大規模にしたものが、この時期、毎年恒例で開催されるパロアルト・アートセンターグラス・パンプキン・パッチ。大袈裟でなく、千個ぐらいの大小様々なガラスのカボチャが、アートセンターの芝生の上に展示されます。

観賞のお薦めは、夜。月のない星空の下、芝生の上に並べられたグラスパンプキンだけが、チューブライトの明かりに照らされて暗闇に浮かびあがり、その様子をジーーーッと眺めていると、魔法の世界が信じられそうなほど幻想的。
注:撮影者の腕が未熟なため、掲載できる画像がありません。

これから11月下旬の感謝祭まで、暫くの間、この国はカボチャ三昧となります。開拓の頃から、この時期豊かに実るカボチャが、どれほどこの国の食生活を支えてきたことでしょう。



ハロウィンには欠かせない、恐ろしい形相のジャック・オ・ランタン作りでも、中身をくり貫いたら、種を大事に集めて煎って、おつまみに仕上げるまでが伝統行事。食生活が豊かになった今だからこそ、大地の恵みをありがたくいただく文化を継承したいものだなぁ・・と、カリカリが止まらないリス状態のhummingbird なのでした。


from Palo Alto



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