街を歩けば2009/02/02 10:52

フェリービルディングの桟橋で
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風邪引きだの花粉症だのと、パッとしない出不精な日々を過ごすうちに…
ありゃま、もう2月ですか?
そろそろ、不調から脱出したいと願いつつも、花粉全盛期を迎えるこれからの季節に向けて、それはあまりにも大それた願いかもしれませんねぇ。

先日、所用で訪れたサンフランシスコの街でもクシュンクシュン。
この時期、どこへ行くにも定番の怪しいファッション、サングラス&マスク。
加えて、大量のポケットティッシュが必需品です。
そんな盗人装束でも、せっかくのお散歩日和がうれしくて、久しぶりの都会を巡り歩いてみました。

先ずは フェリービルディング辺りの桟橋巡り。
湾に向かって突き出す何本もの桟橋を、ぶらぶらと行って帰って。
長距離豪華客船や貨物船、湾沿いの町を繋ぐ定期便のフェリーや湾上を行き交うヨットを眺めながらのそぞろ歩きは、それだけですっかり観光気分が充たされます。



湾からの風が冷たくなってきたら、アンテナに引っかかる“なにか”を求めて、ビルディング内を行きつ戻りつ、立ち並ぶ人気のお店を冷やかしに。



本日、最初の出会いがこちらの注意書き。

Unattended Children
will be given an espresso
and a free puppy.


高価な品を数多く取り揃えたフレンチ・カントリー・テイストのアンティーク・ショップ。
これまでは「我が家にはご縁の無いお店」と、目にも留めずに通り過ぎていたのですが。

付き添いのいないお子様には
エスプレッソと無料の仔犬を差し上げます。


ですって。

昔、ボストンのレストランの入り口に
“犬と子供はご遠慮ください”
という貼り紙が出てたことがありました。
子無し夫婦の我が家は「お子ちゃまはお犬様と同等、あるいはそれ以下の扱いなのね」と笑っていましたが、お子ちゃま連れの親御ちゃま達には、インパクトがあったかもしれませんね。
それに比べたら、お手柔らかで遠まわしなこの表現。
すっかり気に入っちゃいましたのよ。

実のところ、最初に目にしたときには、PuppyPoppy と読み間違えていました。
無料の仔犬じゃなくて、無料の芥子の花。
うわっ、こりゃまた強力。
ギリギリ、ぶらっくゆーもあ圏内?
「さっすがアメリカ」
なんて感心しちゃっていたんですけど、全くの勘違いでしたわ、おほほ。

フェリービルディングを後にして、次に向かった場所がジャパンタウン内の某○伊△屋書店。
活字大好き人間にとって、たっくさんの日本の書籍に囲まれる空間は、癒しの場。
買う買わないは別として、チャンスがある限り必ず足を踏み入れてしまいます。

「しまいます」という言い方に、ある種の諦めを感じとっていただければ、「買う買わないは別として」という言い回しが枕詞ほどの意味もないことを、ご理解いただけましょう。
家計を考えれば、禁断の場と呼ぶほうが相応しいかと。

そんなhummingbird にとって芥子の花畑でつかまえて状態の空間で、ひたすら至福のときをむさぼりつつも、しっかりチェックを入れるのが、こちらのコーナー。



人気ワンコニャンコブログのご本の中に、ぉおっ、ついに登場しました!



我が愛しの粒ちゃん一家、サンフランシスコに上陸~♪

我が家には、すでに日本から持ち込んだ一冊が搭載されているにも関わらず、つい、連れて帰りたくなっちゃうぐらい、興奮しちゃいました。
とりあえず、棚から出して、記念撮影!




怪しいイデタチで怪しい行動。
人目を気にしつつ撮影してはみたものの、情けないことに、この画像では、アメリカも日本もわっかんないですよね~、でへへ~。

にしても。
北カリフォルニアで、粒ちゃん一家のご本にどんな出会いが訪れるのか。
なんだか、とっても楽しくなりました。

粒ちゃん本を発見した満足感のおかげで、生来のカヨワイ自制心にも関わらず、今回は手ぶらで本屋さんを後にすることができました。
がっ!
怪しい記念撮影の後、粒ちゃん本を棚に戻さず、平台のもっと目立つスポットに、そっと置いてきちゃう誘惑には抗えませんでしたの…
某○伊△屋さん、ごめんなさい。

こんな楽しい出会いが訪れるのだもの。
どんなに怪しくたって、たまには出不精返上も、いいものですね。


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お知恵拝借2009/02/14 19:19

レイニーシーズンの虹
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ここ暫く、一段と気温が下がり、時折りザーザーと激しい雨の降るパロアルト。
ちょうど一週間前、先週の金曜日の遅い午後、厚い雨雲の隙間から、儚い虹が現れました。

確か去年も同じようなことがあったはず…と、過去ログを遡ってみれば、ありました、ありました
雨雲と虹だけではなく、花粉症と風邪っ引きまでもが昨年同様。
来年こそは、スッキリとした気分で、この光景を眺めたいものです。



虹から3日後の月曜日。
降ったりやんだりの一日の終わりに、しっかり姿を現したまん丸お月さま。
満月の夜を、控え目に過ごしてくれた雨雲様に感謝。

そして、ヴァレンタインズ・デイを迎えた日本の皆さまから遅れて、まだまだ、13日の金曜日の真っ只中の本日、お菓子作り名人の友人が、こ~んなにラブリ~&テイスティ~なサプライズを届けてくれました。



純白のフレッシュクリームを背景に、真っ赤なイチゴのハートが胸ときめかせるヴァレンタインズ・ケーキ。フンワフンワなスポンジ2段の間には、クリームチーズ入りのムースに包まれたイチゴとマンゴが、たっぷり。
目にも舌にも訴えかける愛の使者に、うっとり~♪

と、体調不良ながらも、なんだかんだと日々“うれしさの素”が。
我が人生、村上春樹サマ言われるところの“小確幸”に満ち溢れまくり。
などと、おめでたいことを言ってる自分が、つくづくありがたい。

そんなおめでたい我が人生を、このところ更に盛り上げてくれているのが、こちら。



うふ。
簡易ミニチュア・ビニールハウスなんですぅううっ!

遡ること、一ヶ月半。
今よりも、も~っとず~っと風邪引き状態が悪かった昨年の暮。
ちょっと気分が良くなってきたことを幸いに、大晦日の午後、ギリギリのタイミングでお節料理の材料を買い出しに。
見事なまでのやっつけ仕事で新年を迎え、その勢いのままお正月を終え、燃え尽きるように再度半病人状態に戻り始めた1月半ば、冷蔵庫の中から、不覚にもお節料理に使い忘れた柚子1個発見。

いや~ん、だ~い好きなのにぃいっ!
せ~っかく買ってたのにぃいっ!
こ~んだけ貴重品なのにぃいっ!

流石にだいぶ干からびかけているにしても、傷んでいないことがせめてもの救いと、早速、皮を冷凍保存。かろうじて残った果汁をぎうぎうと絞ってみても、採取できた果汁は超微量。その代わり、一個の柚子の中に、なんと26粒もの種が隠れておりました。
そして、その中に、一粒。
すでに発芽し始めている種があったのです。

スカスカの実の中で芽を出しそうな種をひと目見てしまったら、とうてい別れ難く。
一粒の種に愛着を持ってしまったら、残りのお粒ちゃん達とだって、当然別れられず。

そもそも、実がなるまで9年だの18年だのと謳われるお柚子サマ。
この種のうち、いったいどれだけの種が発芽するものやら…
こうして、26粒の柚子の種全員を育ててみようプロジェクトがスタートしたのでございます。

とはいえワタクシ、名にし負うプランツ・キラー。
加えて、大の虫ギライ。
自慢ぢゃないが(というより、立派な汚名)、これまでの人生、病虫害に強く、枯らしても死なないぐらいダイハードな草木しかお世話したことがありません。
勿論、種から育てた経験なぞ皆無に等しく。
お種サマ達の運命や、いかに。

ドキドキ&ウキウキのままに、簡易ミニチュア・ビニールハウスを見守ること2週間。
一つの鉢から、小ちゃな芽が覗いていました。
それから毎日、一鉢づつ芽が出てくるようになってきて5日目にはこの通り。



それからも、プランツ・キラーの心配を吹き飛ばす勢いで怒涛の発芽。
あれよあれよという間に、12兄弟が誕生しました。

本日、ラブリ~&テイスティ~をプレゼントしてくれた友人と、緑の親指を持つ彼女の友人に里親さんになってもらうべく、4鉢を里子に出しました。
今、我が家では8兄弟がスクスクと成長中。
そして14粒のお種ちゃん達が、発芽待機中。



発芽したお種ちゃん達のうち、これまでのところ5粒が双子ちゃんでした。



こちらは、双子ちゃんと言っても、かなりの時間差攻撃。



そして、唯一の三つ子ちゃん。



付け焼刃でネット検索してみたところ、結実までには長期を要する柚子でも、意外に発芽率は高いらしく、4割6分の発芽は、それほど驚くことでもないようです。
どの情報を見ても、複数の芽が出た場合には、強い芽を選んで間引くように記されていますが、小ちゃな芽の誕生を見てしまうと、とても間引く気になれません。
そもそもこれが、プランツ・キラーの所以でしょうか。

それはさておき。
ここまできておいて、ナンなんですが。
今後、この子達をどー育てていくのか、それが問題。

これまたネット情報によると、お柚子サマは、病虫害に弱い、と。
更に、水はけの良い土壌でゆったり育成とあっても、アパート住まいに地植えは論外。
となれば、せめて、できるだけ大きな鉢に植え替えてベランダで育てようと考えていたところ、屋外に出せば、殆ど100%、その葉を好んで、hummingbird 苦手中の苦手の生命体が、山ほど喰らい付いてくるだなんて!

そうとなったら、室内飼い必至。
今後、少なくとも8個の大きな鉢との同居生活に突入か?

忘れられた柚子の中で芽を出し始めていた一粒の種に愛着を持ったばかりに、人工的な環境で実験的な発芽に挑戦してはみたものの、生体に適した快適な状態を提供できないのみならず、個体にとって必要とされる間引きさえ遂行できないなとど、あたかも、近年巷間で話題になった、八つ子を生んだ14人の子を持つシングルマザーのごとく、身勝手で無責任で無計画な話だといういうのに…
芽吹いた命を眺めれば、どうしたって喜びに満たされてしまう、たわけた奴で、まっこと申し訳ない。

こんな条件の下、揺ぎ無い悪条件No.1要因であるプランツ・キラーのワタクシが、この子達を無事に育てていくために、お柚子サマ育てに関する情報をお持ちの方は、是非、ご指南くださいますよう、よろしくよろしく、お願い奉り申し上げます。


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